ま、こんなもんでしょ blog

世の中とプロレスごっこがしたい50代

断捨離

去年の2月に以下のようなポストをXで行った。

 

https://x.com/lucky_jp/status/1762036253074321701

 

コレクションとしてきちんとディスプレイするわけでもなく、たまーにオリジナル実機でプレイしてみたいよね~とかで動かす程度だった我が家のレトロゲームたち。家の保管スペースも有限であり、もうこれらは自分の手元になくてもいいよな。と思い出したのがきっかけだ。

 

なんというか、もう自分には重いというか、こういう物に縛られるのはもうやめようか。と思い出したのだった。

 

処分の対象は、ざっくりいうとプレステ、サターン前までのいわゆる家庭用レトローゲム。とバーチャルボーイニンテンドウ64。処分にあたりリストを作成していたのでそれを公開できる範囲に編集してみると、390種、547個のアイテムがあった。

 

docs.google.com

 

興味がある人にはお宝かもしれないが、そうでなければただの古いオモチャでいわゆるただのゴミだ。そう言うふうに冷静に割り切れるようになったのも処分を後押しするマインドを持っていたんだろう。

 

とはいえ、そのままゴミとして処分するのは忍びない。ということでレトロゲームをまとめて買い取ってくれる業者に見積もりを依頼。

 

自分なりにも相場を理解するため、ヤフオクで落札相場を1アイテムずつ確認して大体の相場感を構築していく。ヤフオクで馬鹿みたいな値段で落札されている場合があるが、それは美品であったり、なにか良いタイミングがあったり、出店者が粘り強く高値で出品を続けていたりという事情があるのも理解できる。

 

なので、そういう異常値は省き、だいたい経年劣化で自分が所有しているものと同等のコンディションである落札情報を参考に、そこの7掛けを相場として自分なりに売却予定のアイテム相場を作り上げた。

 

そのような作業をしていると、見積もりに出していた業者からの回答がやってくる。その見積もり内容は、ヤフオク調べの相場で叩いた数字の約4割。商売と考えるととても妥当な見積もりがやってきた。業者は私から買い取り、それから利益を乗せて販売をして儲けるという商いをやっているので、私から買い取る価格はいわゆる仕入れみたいなものなので、この見積もりはとても妥当なのである。

 

売却益の最大化を考えるとヤフオク一択となるのだが、ちまちまヤフオクで売却する手間(出品、落札者とのやりとり、梱包、出荷)を考えるともうこれで面倒だからこれでお願いするか。という気持ちになっていた。

 

しかし、そこで1件別のオファーも受けていた。XのDMを通じてやってきた海外のコレクターからのオファーだ。そのオファー先とは交渉次第となるが、日本の業者に売却するより遥かに高値で引き取ってくれる雰囲気があった。

 

そして、私はヤフオクで弾き出した見積もりの8割程度の指値で交渉した。この取引で知り合い、信頼関係があるとはいえない相手との取引、海外への発送や代金回収のフローなどリスクも多い。だが、元々捨ててもいいくらいの感覚でいたので、何かあったとしても良い体験になるだろう。という前向きな考え方で、この海外のコレクターへの売却を決定した。

 

この交渉とかは、一筋縄ではいかなかったとこはあったものの、私の主張はほとんど通り、3月から交渉を始め、6月には出荷を完了、その後荷物は海をわたり先方へ無事到着11月頃にすべての取引が終了した。

 

でもって、この話で何が言いたかったというと……特に何も教訓があるわけでもなく、私はこんな感じで終活に向けた、趣味のアイテムを処分できましたよ。という話でした。オチがなくてすみまそん。