ま、こんなもんでしょ blog

世の中とプロレスごっこがしたい50代

WBCで思ったこと

●各球団の応援団は何をしていたのか?
いくら、MBL&読売主催の大会だとはいえ、ここはオールスターの時のような応援をしてもらいたかった。日米野球の時以下のスタンドを見て、WBCはやっぱ花試合としか世間では見られていないのか…。と暗い気持ちになったし。他の国にとって、日本が行う鳴り物&ヒッティングマーチなどの応援スタイルは、はじめて見る統率のとれた熱狂的な応援に見えると思うので。メジャーのスタジアムで、広島スクワットとかやっている画を想像するだけで、めちゃくちゃ楽しそうです。アメリカ人とかも一緒にやってくれそうだし。


●日本-キューバの決勝は必然だった
アメリカ、ドミニカの敗退は双方のチームメンバーを見る限り、あり得ないと思えるがそれなりの理由はあると思う。やはり、寄せ集めのチームでは細かいところ(特に攻撃)が機能せず、よい投手と対戦したときは責めあぐねることがあるのではないか? という点が表面化したと思う。
それに引き換え、選手個々の力はメジャーの超一流どころより落ちるかも。というキューバだが、現在キューバ国内でのリーグ戦はすでに始まっており、選手のコンディションは良好。チームも代表として日ごろから国際試合に参加しているだけあり、ベンチワークや選手が自分の役割を熟知している強みがあったと思う。日本の場合は、少年野球時代から叩き込まれた優れた野球脳が、韓国に2連敗してやっと開放されたんだと思う。チームとして機能しだしたら、あとは世界一の野球脳をもつ集団として爆発したなと。早くから代表選手でチーム作りをしてきた韓国が今大会の台風の目となったのは、やはりチーム力があったからだと思う。


イチローの世渡り上手
ぶっちゃけ、俺はメジャーに行ってからのイチローは嫌いです。今回のハイテンションイチローはもっと嫌いだった。選手としては、それなりに機能していたので日本代表には欠かせない人だなー。とは思ったのだが、今回彼がこの大会に参加したのは、どう考えてもしたたかな計算の上。という感じがしてならなかったから。所属のクラブチームはチーム力が低く優勝を狙えない、一方WBCでの勝算はあったと思う。中途半端にメジャーリーガーが参加しても、日本のチーム力でなんとかなると踏んでいたのではないか?
男性週刊誌に書かれていて一番笑ったのは、2次リーグの韓国戦に敗退した夜の話。

「昨日は荒れまくりました。食事に行って、飲みに行って、ホテルに何時に帰ったかわからず、ベッドの上で寝ていた。」

という今回のイチロー語録にもなった、インタビューでのコメントだが、これを裏返せば一緒に飲み食いに行くチームメイトもおらず、ひとりで飲み歩くしかなかった。という悲しい話。他の男性週刊誌には、40万ほど自腹で出してチームメイト全員に焼肉をおごった話が載っていたんだけど。


●で結局
やることに意義がある。そういう大会だったと思っています。優勝したことでちょっとは発言力も増すだろうから、運営方法についてももっと日本から改善要求を出すべき。またこんなおかしなやり方でやるなら、次は出場ボイコットも。など真っ当な国別対抗戦になるようにアメリカ以外の国とも連携しながら、真の国別対抗世界一決定戦を行える大会にしてもらいたい