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世の中とプロレスごっこがしたい40代

グルーポン系サービスについてまとめてみた。

年末年始はグルーポンおせちの話題でもちきりだったので、頭の中を整理するためにグルーポン系サービスについてまとめてみた。

グルーポン系サービスって何?

仕組み

割引クーポンを専用のサイトにて期間限定で販売し、販売数が店舗側が設定する最低販売数に達するとそのクーポンが提供されるが、到達しないとクーポンは提供されない。

クーポン掲載サイトの特徴

  • 大幅な割引率を記載
  • クーポン販売期間の残り時間をリアルタイム表示
  • 購入者数の表示
  • 最低販売枚数の表示
  • 販売上限枚数の表示
  • TwittermixiFacebookなどへの投稿ボタン装備

クーポン購入者の心理と行動

お得なクーポンを見つけ購入する。この時点でクーポンの販売数が最低販売数に達していない場合は、クーポンが成立してもらいたいので、積極的に購入したクーポンについて宣伝を行い出す。この宣伝する媒体が主にTwitterなどのソーシャルメディアで行われる。

非購入者が、購入者の宣伝を見かけるときは、ソーシャルメディアでフィルタリングされた情報となり、クチコミ効果は大きくなる。ソーシャルメディア経由でクーポン掲載サイトにたどり着くと、販売の残り時間やクーポンの残り枚数が表示されており、衝動買いを促される。

各利権者のメリット・デメリット

グルーポン系運営会社

メリット

  • 在庫を持たない商売なので、営業力だけで業界に参入できる。
  • 会員登録で個人情報を収集できる。

デメリット

  • 参入障壁が少ないので、同業他社とのシェア争いが激化し最終的には体力勝負になる。
  • システムを持たない運営会社だとシステム会社へのイニシャル、ランニングコストがかかる。(イニシャル:ASPの契約で約100万円。ランニング:販売価格の取り分は、掲載店舗が50%、クレジットカード手数料5%、ASP提供会社への手数料20%。残りの25%が運営会社とシステム販売の代理店の取り分 ※某共同購入クーポンの営業より)

クーポン掲載店

メリット

  • クーポン掲載サイトの知名度を利用した集客効果。
  • クーポンの設定により普段空いている時間帯や曜日を埋めることができる。
  • クーポン成立の最低枚数を設定できるので、クーポン経由の売上計算がたつ。
  • 普通の広告と違い、必ず来店に繋がる広告である。
  • 使われず失効されるクーポンも売上となる。

デメリット

  • 高い手数料(グルーポン系の手数料は掲載金額の50%が相場)。
  • 安売りをするお店という店舗イメージの低下。

クーポン購入者

メリット

  • 格安でサービスの提供を受けられる。

デメリット

  • 決済が先。
  • 実際のサービスがクーポン掲載サイトに掲載されたものと同じなのか店でサービスを受けるまで内容が不透明。
  • サービス提供時に格安でサービスを受けているのでサービス内容に不満があってもクレームをつけづらい心理状態になる。

グルーポン系正のスパイラル

消費者

  • クーポン掲載サイトでクーポンを購入したあと、ソーシャルメディアでクーポンの宣伝を行う。
  • 今まで利用したことのない店を、格安でサービスを受けられ、店のリピーターとなる。

クーポン掲載店

  • 店の稼働率が上がり、来店者数が増え、リピーターも増える。

クーポンサイト運営会社

  • クーポン掲載店が増え売上が上がる。

グルーポン系負のスパイラル

消費者

  • 格安サービスを受けるが、サービス内容に納得出来ず、二度とその店に来店しない。
  • ソーシャルメディア等でネガティブなレビューを掲載する。

クーポン掲載店

  • クーポンでしか客を呼べなくなる。
  • クーポンで来店する客で利益をあげようとサービスの質を落とす。

クーポンサイト運営会社

  • 掲載店舗を確保するために、値段に見合っていないサービスを提供する店舗を掲載する。
  • 割引率にこだわり、違法な二重価格を掲載店に提案、クーポン化する。

まとめてみての雑感

グルーポン系サービスは、急成長してきているので、負のスパイラルで触れたような事柄が実際に実際に行われているのでは? という疑念を自分は感じている。それが表面化したのがバードカフェおせち事件だったのかと。

このようなフラッシュマーケティングで、クーポン掲載店(飲食店の場合)はクーポン販売で儲けるのではなく、リピーターを狙うのが本質であり、それを行うには、この記事「グルーポンおせち事件を反面教師として「クーポン提供者」の姿勢を学ぶ」にあるようにハードルはかなり高い。

この手の商売で儲けられるのは、共同購入クーポンのシステムを販売しているところと、エリア内にライバルが乱立するまで、高い手数料を店舗側から取れるクーポンサイト運営会社ぐらいだと思った。

諸行無常