ま、こんなもんでしょ blog

世の中とプロレスごっこがしたい50代

もっと学校で、テクニックを教えてくれればよかったのに (はてな匿名ダイアリー)

http://anond.hatelabo.jp/20080824041507


これ書いた人って年齢いくつぐらいなんだろ?
俺は昭和48年生まれの35歳なんだけど、
小中学校の、図工・美術・体育・音楽でテクニックを
全然教えてくれなかった先生なんていなかったぞ、逆に。


小学校の時は、絵の具の混ぜ方で様々な色を作る方法や、
下地を薄く塗って乾いてから色を重ねていく基本的な塗り方、
描き方および、構図の取り方などなど教わった。
中学校は特に美術や体育の先生って普通の教科担当より尖っていたし
作品を作るときは、ひとりひとりに現状を見てアドバイスしていたりしたもので。


体育だって、走り方、腕の振り方、スタートの切り方、
中学生頃のバレーボールとかなら、スパイクの打点の取り方やら
踏切りなど実演したり、部活でやっているヤツを手本にして説明したりして
指導されていたんだよなーと思い出す。


こういうエントリー見ると、自分の子供とか学校に行くようになったらどうなるんだろ?
と心配になるな。
俺は基本的に日本人的プロにはお任せ気質が高いので
学校の先生に学校で教わることは任せたいと思うんだけど、
そういうプロ気質な先生があんまりいない状態なのかね?
つーても精神論なんて今時〜って感じだし。
学級崩壊とか言われ出してもうだいぶ経って、
先生が大変なのも理解できるが、きちんと教えることをできる先生が
減っていると感じられる元エントリーを読むと、ホント怖いわ。


あと、今思ったんだけど、詰め込み教育をやめて自由な発想を子供に!
みたいな教育方針が蔓延したのも元エントリーを読んで感じる。
あーだから、ネットで言われる「ゆとり世代」ってのが量産されたのか、納得。


義務教育を受けている子供に、自由とかって必要か? と言われると
からしたら、いらねーと思うけどね。
基本のテクニックや、我慢することや規律ってのをこの時期に学ぶのが一番いいと思う。
そこから、自由な発想ができる人は、押さえつけられていても出ると思うけど、
そういう発想ができない人には確かに、基礎となるテクニックを教えるのが重要だよな。
自由な発想って、できるできないはさておき、
基礎を教えてもらった上に成り立つってのは万人が納得するトコだと思う。
そういう意味では、元エントリーを書いた人の気持ちもわかる気がする。


自由にしなさいと言われるだけのゆとり教育では、
人の資質によってかなりの格差が生まれるんだろうってのが想像しやすいし。
中途半端なアメリカナイズされた、個人主義を持ち込んで
被害を受けた人がいるんだなと元エントリーを読んで感じた。
ゆとりの前は、逆にマニュアル世代とか言われていたりするんだけどさ(笑)。


それにしても、地域差などもあるとして考えても、
俺は時代や先生に恵まれていたと思うわ。
ギリギリ、良い点も悪い点も日本人らしさがまだあって、
世間が共有していた時代に少年時代を過ごせたってのはよかったなと思った。
40歳が近くなって、格差バリバリのアメリカ的な社会になってきているのは
凡人の俺にとって、恐怖でしかないんだけどさ…。